SD1の手ブレ対策。その最終手段は………
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サブのコンデジを持つ事にしました(汗)。非常に後ろ向きな解決法ですが、動画を撮りたいのと、SD1には単焦点の勝負レンズをつけて、ズームはコンデジに任せるとか、レンズの選択の幅を増やせるかとも思ったので。
コンデジは、3DW3やHX5Dもあるのですが、3DW3は暗所に弱く、HX5Dは一見綺麗なのですが拡大すると細部が油絵のようにモタっとしているのが気になって、最新の低価格帯のコンデジを試してみようかと。
候補はSONY HX30V、CASIO EXILIM EX-ZR200、Panasonic DMC-TZ30、そして今回僕が買ったFuji
F770EXRです。
性能的にはHX30Vが一歩リードという感じですが、価格が高いのと、HX5Vとは違う傾向のカメラを試したかったのでF770EXRにしました。

伸ばしたところ。このサイズで25mm~500mmなんて真似ができる時代なんですねえ。

とりあえず一枚。モードは自動なのでお手軽です。このサイズだと非常にいい写り。しかし……

等倍に拡大したところ。HX5Vの時にも気になった、PhotoShopの油絵フィルタをかけたような不思議なディテール感。要するにこれは、1/2型の小さなセンサーから強引に1600万画素の画像をつくり出すために、足りないディテールを『こんな風にするとそれっぽい』というピクセルの並びを生成して補っているからなのでしょう。このあたりがコンデジと一眼の違いという事になります。
等倍で見るなら雲泥の差だし、縮小した画面で見るならコンデジでも十分(な場合もある)という事です。


ちょっと色の乗りとか構図が違いますが、どっちがコンデジ(F770EXR)でどっちがSD1(一眼)だか分かるでしょうか?


これだと?
上がF770EXR、下がSD1です。F770EXR、結構善戦しています。


これも上がF770EXR、下がSD1。縮小した状態ならどちらも十分見られる画です。


こうして等倍にすると、ディテール感の違いは結構大きいです。何かSD1すごいみたいな論調ですが、F770EXRの、縮小したときリアルに見えるピクセルの並びを生成する仕組みも結構すごいです。ブログなどで使うならこれで十分なのかもしれません。

鳥。等倍で見ると、どうしてこんなのっぺりしたピクセルの並びが縮小すると結構ディテール感のある画に見えるのか不思議。

このくらい光量があってマクロなら、ノイズも少なくかなりいいです。


このあたりは一眼と比べてもそれほど遜色ないレベル。もちろんぼけとか空気感とか、かなわない要素は色々ありますが。
動画テスト。目一杯ズームしてこんな感じ。
ハイスピード撮影機能もついていました。オマケ程度ですが、多少は遊べます。
肝心の暗所での撮影ですが……。



あー、ちょっとぶれるか-。
オートにしていると、突然複数枚撮って合成するモードになって、それに気づかず一枚目を撮ったところでカメラを動かしてしまって失敗する事がよくありました。慣れれば大丈夫だし、暗くなったらあらかじめAdv.モードで『連写重ね撮り』モードにしておくといいかもしれません。
とりあえず、SD1のサブのコンデジとしては申し分ないです。Raw撮影にも対応しているので、現像ソフトが対応したらもう少し色々試します。
最近のコンデジの流行りですが、これもGPS対応しているのですが、GPSつきの端末とか位置情報を使ったサービスを見るたびに本当に切実に思うのですが、どうして自宅付近を自動でマスクする機能をつけないのか!せっかくGPS機能があるのに、うっかりONにしたまま自宅で料理などを撮ってアップしてしまったらどうしよう、と思うとGPSを使う事ができません。
Flickrが一応自宅マスク機能を持っているので、他のサービスやカメラ自体に自宅マスク機能を持たせる事は可能なはずです。どうして各メーカーがこんな当たり前の機能をつけないのか本当に不思議です。
脱線しましたが、とりあえずF770EXRはなかなかいいカメラでした。これが今だと2万5000円くらいから買えるというのは、いい時代になったものです。
パノラマや、背景ぼかし機能などはまた後日試します。
リューシカ・リューシカ連載中です。
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