DP2s、jpegとRawの差……を調べていたらsRGBとAdobeRGBに気づいた話

 
DP2sテストその2です。Rawの方は、SIGMA PHOTO PROというアプリに読み込むと、自動で色調整されるのですが、そこからさらに手動で少しいじった状態で、撮ったままの状態ではないです。2枚セットの比較画像の上がjpeg、下がRawです。

_SDI0550.JPG
SDIM0547
あ、これは車が走り込んで来ちゃって光の状態が変わりすぎですね(笑)。

_SDI0559.JPG
SDIM0556
ISOの設定がAUTOではなく50固定になっていて、どっちも手ブレしてしまってますね。DP2sはちょっと暗いとかなりぶれます。

_SDI0560.JPG
これはjpegでISOを50ではなく100で撮ったもの。はっきりノイズが乗り出すのはISO400くらいからかな?

_SDI0561.JPG
SDIM0562

猫ワイン。DP2sまだ買ったばかりで、マクロで寄れる距離が分かっていないのでピントが合っていないですね。もうちょっと引かないとダメなのか………。
_SDI0564.JPG
SDIM0563

これはk-xにTAMRON 18-250mmをつけて撮ったもの。
_IGP9100.JPG

_SDI0567.JPG
SDIM0566

 ちょっとモチーフがよくなくて、違いが分かりづらいですね。Sigma Photo Proというアプリは、よくできているのですが、どうも自動で色調整をしてしまって、それが変なずれ方をする(青っぽくなる事が多い)ので、慣れないとRawの良さが出ませんね。勉強しなきゃな、と思うと同時に、コンデジのオートモードがいかによくできているのか、改めて考えさせられました。
 逆に、jpegで記憶色に近い画が撮れないか試してみました。

ニュートラル
_SDI0579.JPG

スタンダード
_SDI0580.JPG

スタンダード、彩度+2
_SDI0578.JPG

スタンダード、彩度+4
_SDI0581.JPG

 もう少しRawの現像を練習してみますが、手軽にスナップ撮りしたい時はjpegモードのfine、ピクチャーセッティング、スタンダードの彩度+4くらいで撮るのが、比較的記憶色に近くていいかもしれません(被写体によりますが)。まあ、手軽に撮りたいならDPシリーズなんて買うな、と言われそうですが(笑)。

………と、ここまで書いて、カラースペースがsRGBかAdobeRGBかによって、見た目の色が大きく変わる事に気づきました。うちの30インチCinemaHD DisplayがAdobeRGBをどのくらいカバーしているのか、調べても分からなかったのですが、まあかなり褪せて見えるのでAdobeRGBよりsRGBの方がいい気がしました。もっと高級なモニタならAdobeRGBで撮った方が情報量は多いのでしょうが、そんな環境を持っている人は少ないでしょうし………。
 とりあえずサンプル。
jpegで撮影。sRGB
SDIM0586.JPG

こちらがAdobeRGB
_SDI0587.JPG

 AdobeRGBだと黄色が少し青っぽくくすみますね。
 今まで『色範囲が広いから』という理由で安易にAdobeRGBを選んでいた事が多かった気がします。再現できるハードがなければ意味がないですよね。
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安倍吉俊

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イラストレーター。漫画集『回螺』、画集『垓層宮』発売中。
ガンガンONLINE『リューシカ・リューシカ』連載中。
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Macユーザー。カメラと自転車好き。爬虫類と魚を飼育中。
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