昨日販売がスタートしてからずっと、ハラハラしながら売れ行きを見守っていましたが、
電子書籍版『薬局のポチ山さん』、電子書籍で4位、有料アプリ全体で12位です(一瞬11位まで上がっていた)。電子書籍では、上位3つは無料なので、有料の書籍では最上位です。
ありがとうございます。
同時に、世界同時発売できて、いろんな国の人に読んでもらえるというのも大きいです。UEIさんにも感謝です。翻訳はもちろん、紙をめくるように読めたり、起動時にちょっと一コマ、アクセントが入ったり、細かい部分までよく作られていて短期間でよくこんな風につくれたなあと感心しました。
そういえば、もともとこの電子書籍化の話はiPhone3Gの日本発売が決まった頃に
shi3zさんが
ustreamの生放送中に視聴していた僕に突然オファーを出してくれて突然決まったのでした。
そういう事も含めて、ちょっと未来っぽいですね。
それから、たくさんの感想ありがとうございました。ご要望も含めて今後の参考にさせていただきます。
長くなるので続きます。最後におまけ4コマがあります。
解像度について、ズームしてもジャギーが出ないようにして欲しい、という要望を多くいただきましたが、これ以上大きくすると10Mを超えてしまい、iPhone単体でダウンロードできなくなるのと、処理速度的に軽快さが損なわれるという事で、すぐに対応する事は難しいようです。
今後は、漫画の組み方の方で、紙板とデジタル板でフキダシのサイズを変えるなどの対応をとるようにします。
ページ単位ではなく、コマ単位にしたらどうかとも考えたのですが、モノクロの通常の漫画フォーマットのものは、やはりページを一望できて、コマの流れに沿って読むのが快適ではないかと思います。
4コマみたいな形式のものだと、1コマ1ページで表示しても大丈夫なんですが。
PCで読めるようにして欲しいというご意見もいただいたのですが、AppleがPC上で動くiPhoneエミュレータみたいなものを出さない限り、難しいみたいです。このUEIの電子書籍のみ動作するブックリーダーみたいなものができたらいいのですが、いまのところそういう予定はありません。
個人的には、iPhoneというデバイスの上で漫画が読める事、世界に同時に配信できる事に意味を感じているので、今のところ電子書籍版はiPhoneかiPodtouchで、持っていない人は紙の同人誌の方をぜひ、よろしくお願いします。同人誌の通販は手間もかかるし時間もかかってしまうのでそのあたりは何とかしたいです。
僕はまだ紙の本に愛着もあるし、コミケのお祭り的な非日常の感覚が好きです。電子配信がそういう特別なものを失わせてしまうかもしれないという事に危機感があったりもしたのですが、電子配信をする事で、逆に紙でないとできない事、自分の足で移動して実際にお祭りに参加しないと手に入らない体験とは何か、という事について改めて考えさせられました。
大学時代、和紙と岩絵の具で日本画を描きながら同時にCGを描いてネットで発表していた頃、アナログとデジタルは対立するものではなく、互いを補完しあうものだ、という事に気づき、ずっとそれを信念にしてきました。
紙の本と電子書籍も同じで、どちらにも長所があり、足りないものがあります。どちらが勝れているという事ではなく、うまく自分の中でバランスを見つけられるはずだ、と思います。しばらくは手探りの日々が続きそうですが。
しかし、Kindleが日本で発売されるまでは、日本で電子書籍は普及しないだろう、そしてKindleは日本では当面は販売されないだろう、と思っていましたが、iPhoneはそんなハードルもやすやすと跳び越えてしまいました。
iPhoneで本が手軽に読めるという事、app storeで世界同時に作品を発表できるできるという事を、日本の閉じた携帯電話の携帯コミックとかケータイ小説と同列に考えていると、何か大切な時代の変わり目を見落としてしまう気がします。
僕は今so905icsとiPhoneの二台の携帯を使っていますが、その二台を交互に使いながら感じるのは、世界はもう鉄砲やミサイルで戦っているのに、日本はまだ竹槍や刀を振り回しているんだなという事です。
確かに日本刀は最強の刃物だし、閉じた世界で究極的に異常進化した凄まじい技術の結晶なんだけど、その事と、弾丸やミサイルが飛び交う戦場で刀を振り回して生き残れるかという事とは全然違うのです。
iPhoneもiPodtouchも値段の高いものだし、携帯を二台持つのも大変なので、なかなか勧めづらいのですが、確かに今、この黒い小さな板の上でものすごい勢いで時代が変わっています。
物書きとして、今回の電子書籍の販売でその事をすごく強く感じました。




そんな僕の真面目な話を台無しにするおまけ4コマ。
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