刃物という概念を一切使わずに、刃物を知らない子供に刃物は危険だと教える方法があるかな?

 
 日本という国は、なんのかんの言っても平和でいい国だと思っていたのですが、どうもそうでもなくなってきたようで。
 ちょっと前から、子供を出会い系サイトから守るためにフィルタリングを、なんてニュースをちらほら見かけて、その時は『まあ、親も子供のネット上の行動までは目が届かないかもしれないし、そういうのも必要なのかな』くらいに思っていました。
 あと、児童ポルノ法案というのがつくられている、というニュースが流れて、その時も『実写の児童ポルノは実在の被害者がいるんだから、取り締まるのは当たり前かなあ』と思っていました。そしたらこれ、被写体が成人でも童顔だったら犯罪、とか、被害者の存在しない絵による表現も犯罪とか、だいぶ善悪の判断を見失っちゃってる内容でびっくりしました。そんな法案ができちゃったら、子供が成長の過程で『人権って何だろう』と考えた時に、道徳観が狂ってしまいそうで怖いです。

 さらに、最近知ったのですが、先進国としては考えられない事ですが、少数の人間がネットを検閲して自由にサイトを削除したり有害指定できるというトンデモ法案がこっそり通ろうとしているそうです。詳しくはこちら
『有害な情報を検閲して何が悪い!』と考える人もいるかと思うのですが、そういう人はまず、自分がどうやってその分別を身につけたのか、何があったからその判断ができるようになれたのか、考えてみてください。

 そんなわけで、いくつかの質問とその回答、という形式で、この問題について考えてみました。皆さんはどんな風に考えますか?
 子供を病気から守り、健康に育てるために何をするべきでしょう?

A. 栄養を摂り、運動をして有害な黴菌に対する対抗力をつける。手を洗え、お腹を冷やすな、など病気とその予防に関する情報を与えて子供が自分で健康管理できるように促す。
B. 子供を無菌室に閉じこめて外に出さない。

 勉強について行けない子供を作らないために何をするべきでしょう?

A. 易しい問題から難しい問題まで、幅広く用意して、子供の学習進度に合わせて適切な難易度の問題を子供に与え、ステップアップさせてゆく。
B. 子供に何も教えない。全員が無知無能なままなら、おちこぼれは発生しない。

 子供がこっそりエロ本を見ています。親であるあなたは何をするべきでしょう。また、何故そうしなければならないのでしょう。

A. 『そんなものを見るな!』と言って叱る。本を取り上げる。子供は絶対に有害コンテンツに触れさせるべきではない。
B. 『そんなものを見るな!』と言って叱る。本を取り上げる。子供にはもし望むなら、その親の抑圧に打ち勝った上で、エロ本を見れば良い。そうすることで分別のあるエロとのつきあい方を学べる。どのくらい叱るかは子供の成長を見て自分が決める。子供の個性や成長は一人一人違うので、何を見せていいか、いけないかは法律では定義できない。
C. 何も言わない。エロ本について子供と対話できない。自信がない。責任が持てない。法律をつくってエロ本自体が存在しない社会にすれば対話の必要もなくなり、いいと思う。

 暴力的な表現を見れば暴力的な人間になると思いますか?ポルノを見れば性犯罪者になると思いますか?

A. もちろんなる。ゲームをすればゲーム脳になるし、ニュースで性犯罪者の部屋が映されるとたいていポルノがある。子供がキレるのは暴力的なゲームやアニメのせいだと思う。ゲームのせいでひきこもりやニートが生まれる。
B. ならない。現実と物語の区別は子供でもつく。物語は人の心に影響を与えるが、現実が与える影響に比べればあまりに小さいし、自分の身体感覚を伴っていないので、現実の自分の行動には大きくは影響しないと思う。流血シーンの多い漫画を読んでも、ケガをすると痛い、という常識がひっくり返ったりはしない。現実の体験が極端に少ない子供は物語から影響を受けるかもしれないが、それは物語の問題と言うより現実の経験を与えていない周囲の問題ではないかと思う。
C. そもそも表現それ自体に有益、有害という価値観はないのではないか。表現はそれが社会においてどんな文脈に位置づけられるか、という状況とセットになって初めて有益、有害、という価値を生むのではないか。エロ本が書店で一般書とごちゃ混ぜに置かれていて子供の手の届くような所に放置されていれば、それは子供の教育にとって有害だろうし、全く同じものが大人しか入れないコーナーに管理されていて、親とか先生が『本屋のあのコーナーには行っちゃイカン』とか『あんなもの見たらダメな人間になる』とか言っていれば、それは子供が倫理観とか分別を学ぶ有益な教材になり得ると思う。子供には社会的な情報、反社会的な情報の両方が実際の社会の現場に置かれている、という状況が必要で、その中で周囲の大人とコミュニケーションし、『これはいいもの』『これはケシカランもの』という判断をするための教育を繰り返し受けて、ひとつずつ善悪を学ぶのではないだろうか。

 今、日本の社会において、子供を取り巻く状況は良くなっていると思いますか、それとも悪くなっていると思いますか?

A. もちろん悪くなっている。テレビや新聞のニュースでは連日親が子供を虐待死させるような悲惨なニュースが報道されている。子供が犯罪を行うケースも多く、犯罪は凶悪化、低年齢化しているという印象を持っている。
B. もちろん悪くなってはいない。現実の資料を見れば一目瞭然だが、この半世紀の間に、子供の犯罪はずいぶん減っている。親が子供を虐待死させる事件も激減している。子供が性犯罪に巻き込まれるようなケースも減っている。犯罪がゼロではないのだから、これでいいというわけではないが、ゲームやアニメや漫画が普及し、ネットが普及し、携帯が普及し、情報がオープンになってきた時代の流れの中で、子供が犯罪の加害者になるケースも被害者になるケースも共に減っているという事実は認識するべきだと思う。テレビや新聞は視聴率、発行部数のために扇情的なニュースを極端に誇張して報道しているという事実を知るべきだと思う。


 現在、最大5人の人間で善悪の基準を決めて(異議を唱える方法なし)悪と見なされたら、無条件に未成年アクセス禁止、さらにそのためのフィルタリングソフトを全PC、携帯にインストールする事を義務化する、というインターネット上の有害情報規制法案が作られようとしています。
 子供を情報の無菌室に閉じこめる事に、あなたは賛成しますか?

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結局、子供の安全や健全な発育云々よりも、
保護者が安心し納得できるかどうかに重きがあるように感じられます。
産んだ子供を野放しにしていてもまっとうに成長してくれる世の中でも求めているんでしょうか。
ただ、結局はその保護者も、実感のない表層的な善悪のイメージに踊らされている気がします。

自分が小学生の頃などドラゴンボールごっこと称してお遊びで殴り合うことなんて牧歌的な光景ですらありましたが、
今の保護者から見ればとんでもないことなのかもしれませんね。
しかしそうやって実感もない善悪をかざしてあらゆるものを規制してまわり、
該当者を矢面に立たせる保護者や国が、無自覚にまっとうな人間を追い詰め、
犯罪者にしてしまわないか不安でなりません。

結局、今の法案うんぬんは子供に知られると管理するのに面倒になるあるいは子供に知られると不都合な情報をフィルタしているにすぎないという印象はずっと持ってますね。

あと、「子供の人権を守ろう」と声高に叫ぶ日本ユニセフにはなんだかファシストみたいなものを感じます。なんというか主張に根拠がないんですよね。
※理由は安倍さんの本文

ちょっと安倍さんの趣旨から外れるし、児童ポノレノとかいった問題とは別問題なんですが、子供がエ口に興味を持つ、つまり異性との関わりに興味を持つのは生命体いや人間として当たり前でそれを抑制するというのは教育の方針としては誤りと考えます。
じゃあ、その「エ口い」行為の果てに存在する生命は汚らわしいということにはなりはすまいか?
むしろ、上手に付き合える方法を教えることの方が教育としては健全なんじゃないかなとも思います。
※ところどころ文字がおかしいのはfc2 blogの変なフィルタのせいです。投稿出来なかったので、置き換えました。

※長文失礼しました。

擦り傷をしたからといって心臓を止めてしまえば良いと言うほど乱暴な対応を
しようとしてると思います。極論ですが。

(自分の理想たる)子供を守るためなら世の中にどれだけ冤罪が増えようが、
言論や表現が規制、統制されようが構わないという狂気的な最近の風潮に
は空恐ろしいものを感じますね。

親に教えられ、友達に影響され、自分で考えて成長していくものだと思うんですけどね。
善悪の芽を無くす事によって、悪を作らないというのは間違い。
善悪の芽をどうやって育てていくか、どんな花を咲かせるのか、一生懸命考えていくことが大事。
そして、身近な人が、その育て方を教えていくもの。
行き過ぎた規制は、無智しか生み出さない。

自分なりの考えを書いて見ました。
最近、情報の規制が多いですねぇ…

あまのじゃくなので反論を考えてみます。

>子供を病気から守り、健康に育てるために何をするべきでしょう?
>A. 病気とその予防に関する情報を与えて~
昨今情報の氾濫により正しい情報の判断が難しくなっており、大人が正しいこと、間違った情報の見分け方を教えられればいいと思う。

>B. 子供を無菌室に閉じこめて外に出さない。
本当にそれが必要な場合以外はするべきではない

>勉強について行けない子供を作らないために何をするべきでしょう?
>A. 易しい問題から難しい問題まで、幅広く用意して~ステップアップさせてゆく。
同意。
別に「頭がよければ、成績が良ければ」ということが絶対ではないのだろうけど、けどどうなんだろう…
>B. 子供に何も教えない。全員が無知無能なままなら、おちこぼれは発生しない。
無知無能でもなお社会におちこぼれは確実に発生するのであった…

> 子供がこっそり工ロ本を見ています。
>A. 叱る。本を取り上げる。子供は絶対に有害コンテンツに触れさせるべきではない。
実際触れられなければ→興味なくなる→売れなくなる→絶滅ですか?
2番目が無理ですね、そーですね

>B. 叱る。本を取り上げる。子供にはもし望むなら、その親の抑圧に打ち勝った上で、工ロ本を見れば良い。そうすることで分別のある工ロとのつきあい方を学べる。どのくらい叱るかは子供の成長を見て自分が決める。子供の個性や成長は一人一人違うので、何を見せていいか、いけないかは法律では定義できない。

結局、大人の基準(趣味?)によった物が与えられて…分別のある工ロ?
どんな工ロ本を読んだかなんかじゃ子どもの性格変わらないですよねぇ…
漫画やゲームなどのモデルのいない児童ポルノが違法になるのだとしたら、モデルのいない成人の出てくる工ロ本(レイプなど違法的な行動がストーリー)もダメなのではないかと思った。

>C. 何も言わない。
一緒に見るという選択肢は…(ぉ

> 暴力的な表現を見れば暴力的な人間になると思いますか?ポルノを見れば性犯罪者になると思いますか?
>A. もちろんなる。ゲームをすればゲーム脳になるし、ニュースで性犯罪者の部屋が映されるとたいていポルノがある。子供がキレるのは暴力的なゲームやアニメのせいだと思う。ゲームのせいでひきこもりやニートが生まれる。
全部真理ではあるが、ビデオゲームも程度によっては息抜き、話題などに…
ポルノをもっていて性犯罪者でない確率…アメリカ犯罪者がパンを食べている確率…
子どもがキレるのはゲーム云々より社会形態(ゲーム等も含むのか)が大きいと思われる…
ゲーム、ネットのせいで引きこもりが増えるのかもしれないけどキレるのと同じ原因があるだろう。
ゲームのせいで悪くなる。っていうのはナイフのせいでけがをした。っていうのと同じですよねぇ?

>B. ならない。
ならないとは限らないような昨今。現実とゲームの区別がつかない人が増えてるのかもしれない。
最近のゲームはドット絵とかじゃないですし

>C. ~その中で周囲の大人とコミュニケーションし、『これはいいもの』『これはケシカランもの』という判断をするための教育を繰り返し受けて、ひとつずつ善悪を学ぶのではないだろうか。
なるほどと思いました。
そうなると書店に一緒くたにされていても子どもをちゃんと大人(店のおっちゃんでも)が見ていれば…っていうことなんですかね、

> 今、日本の社会において、子供を取り巻く状況は良くなっていると思いますか、それとも悪くなっていると思いますか?
>A. もちろん悪くなっている。
そもそも育てる親が子どもですから…;;
あとTV番組の程度が落ちているように思うのは自分が大人になったからでしょうか?

長文&駄文失礼しようとしたら
「※禁止キーワードが含まれています。」に阻まれました。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ!!       ぽいぞな

初めまして。私は審査の過程が明らである、という条件付きで、
ある種の規制は仕方が無いと思っています。(密室での審査には反対です)

例えば風俗店は風営法によって出店地域を厳しく制限され、違反すれば
潰れさます。風営法は無くすべきでしょうか?
なくなった結果、小学生の娘が小学校の近くに出来た風俗店で働いて
それが痛みを知って学習することになるのでしょうか?必要な学習でしょうか?

すいません。極論であることは分かっています。
ただ、誰かの幸せを阻害した事実、もしくその可能性は規制するに
値する十分な論拠になります。擦り傷ではすまなくなった人も沢山います。

一番問題なのはネット自体に自浄作用が期待できないことだと思います。
MIAUにしても何らかの倫理観をネットに向けて提唱するわけでもなく、
権利と疑念しか主張しません。権利と義務がワンセットだと分かってこそ
一端の主張が出来るものだと思います。その点では驚くべき幼稚さです。
(やっているのかもしれませんが、比重は極端に低いと思います。)

一見ネットには同調意見が溢れていますが、著作権問題なら、匿名の音楽、
映画ドロボウ。児ポなら匿名のロリコンが、PCの前で一人ブツブツ
言っている・・・・くらいに思われても仕方ありません。

「だってあなた達悪くなる一方でしょ?」と言われてどう具体的な反論を
するのでしょうか?自分は大丈夫でも『知らない匿名の誰か』が
善良であると心の底から言える人がどれほどいるのでしょう?

これでは、顔を出してロビー活動をする業界、ユニセフ、保護者に
対抗することなど到底無理だと思います。

>>さねよしさん

小学生の娘が~と言う下りは恐らく児ポ法に関しての例えだと思いますが、
(見当外れでしたらすみません)そういったケースはまず無いと思いますし、
仮にあったとしても現行法で対処出来ます。
行き過ぎた改正案に対しての疑問や警鐘とは趣旨が外れていると思います
よ。

>>誰かの幸せを阻害した事実、もしくその可能性は規制するに 値する十分な
>>論拠になります。擦り傷ではすまなくなった人も沢山います。
例えば、英国、米国等では大胆なおとり捜査等によって数千人単位で検挙者が
出て、数十人単位で自殺者が出てます。
違法行為は悪い事でしょうが、その人たちは全員死ななければならなかった程
悪人だったのでしょうか?
自殺した中には子供の保護者だった人もいたでしょう。その人の残された子供
はその後どういった扱いで生きていくのでしょう?

これもある意味極論かもしれませんが、自殺者が多発したのはそれこそ擦り傷
ではすまない事実です。以上は規制を慎重に論じる十分な論拠になりえると
考えますが如何でしょう。

例えばポルノを規制するのをやめろ、と言うわけではありません。
現行法で児童ポルノなどに関しては製造、販売、無償譲渡までも禁止されて
います。
ただそこにあっただけで罪になるような、冤罪を誘発するような案はもっと慎重
に論じ、扱って欲しいと思います。

>>著作権問題なら、匿名の音楽、映画ドロボウ。児ポなら匿名のロリコンが、
>>PCの前で一人ブツブツ言っている・・・・くらいに思われても仕方ありませ
>>ん。
わざわざそういった印象操作のような表現されるのもどうかと思いますよ。

>>「だってあなた達悪くなる一方でしょ?」と言われてどう具体的な反論を
>>するのでしょうか?
そうですね、そこまで人を信じられない方向でしか仰られないのも寒い話とも
思いますが。人を見たら泥棒と思えと言う諺でしょうか。

では例えば悪くなる一方の例はあるのでしょうか?
諸外国と比べても(児童を含め)強姦の件数も少なければ、違法児童虐待画像
と確認された画像のサーバ設置国の割合も米国の50パーセント以上と比べて
日本は5パーセントと非常に低い数字です。

映画ドロボウでしたら更に大規模に行われてる中国にはもっと強力に批判活動
が盛り上がらないのは何故でしょう?音楽も同様ですね。

>>『知らない匿名の誰か』が 善良であると心の底から言える人がどれほど
>>いるのでしょう?
わからないでもないですが、それはインターネットに限った話でもないでしょう。
あなたの身の回り、知人友人、家族にもそれは当てはまると思います。
心の中を覗く術は無いのですから 、ひょっとしたら悪いことを考えてるかも
しれません。あなたに害を加えるような事を考えてるかもしれません。
だからと言って、実際に犯罪や違法行為を行う人は少ないのです。
片端から規制していけばいいかもしれませんが、それではきりが無いし、
線引きは慎重にしなければならないと言う事です。

>>顔を出してロビー活動をする業界、ユニセフ、保護者に対抗することなど
>>到底無理だと思います。
上でさねよしさんが仰ってるユニセフ、は財団法人日本ユニセフ協会ですね。国際連合児童基金 (UNICEF) の日本支部や構成機関ではない団体の。
一応確認ですが。

取り合えずそれは置いて置きますが。

例えば先に仰られたMIAUの方などは自分がニュースなどを見た限りかなり
顔出しでロビー活動も含めて発言されてるように思えますが。
DL違法化問題の時などは動画投稿サイトなどでも一般に公開されてましたね。今でもデータが残ってれば誰でも見れると思います。

また、実際に国会に赴いて地道にロビー活動されてるかたも居ます。
彼らは全員覆面被っていたわけではないと思いますよ。

それに真摯に手紙を出すことで行き過ぎの危険性も孕んでる事を訴えてる
人も居ます。
大規模にキャンペーンを張る事、直接ロビー活動に赴けない地方の人等を
無視するかのような表現はお控えになった方がよろしいのではないでしょうか?

>KO!さん
 僕も報道を見ていて、モンスターペアレントや子供を虐待死させる親の事件などを見るたびに『親が幼児化している』と思うのですが、それこそテレビの印象操作で、実際には子供の虐待死は減る傾向にあります。
 あ、現実の資料って書いておいて、リンクが張られてませんでした。すみません。
http://kangaeru.s59.xrea.com/
 ここなんかを参考にしてください。

 大人が自分の趣味で子供にエロ本を買い与えろと言っているわけではなく、子供はある程度の年齢になったら自分の興味とか好奇心で何を読むか決めるだろうから、ケシカランものなら叱ってそれがケシカランものだと社会は考えている、と言う事を教える。親は子供とそういう戦いをして、最後に負けてあげる事が大事なんじゃないかと思います。この負けてあげる、というところが日本ユニセフとか真面目な人たちほどうまく理解できないのかなとは思います。

 禁止キーワードについては申し訳ありませんでした。スパムがあまりにひどくて『エロ』みたいな短い単語も禁止にしていたのですが、こういう禁止項目を厳しく設定すると、エロに関する真剣な対話もできなくなってしまいますね。肝心のスパム業者はすぐに言い回しを変えて対応してしまうので効果ないし。今回の問題とも関わってくる事で、考えさせられました。


>さねよしさん  日本ユニセフなんかがやろうとしている児童ポルノ法案こそが、『子供が風俗店というものが何なのか知る事ができず、リスクから身を守れなくなってしまう』法律ではないかと思います。
 僕は法律を全てなくせと言っているのではなくて、危険は存在するのに危険について表現する事すらできなくするような法律は、逆に危険だ、と言っているだけです(上記のスパム問題みたいに)。
 タイトルにも書いているとおり、僕は情報か体験がないと人は学べないと思います。刃物のリスクについて学ぶ方法として『刃物で人を傷つける』『刃物で人に傷つけられる』『刃物で人が切られる漫画を読む(で、親にケシカランと怒られる)』のどれかを選べと言われれば、3番目が一番マシであるように思います。刃物は存在するのに『刃物に関して言及する事を一切禁じる』という法律をつくっちゃったら、現実に刃物を持って何かを切るまで刃物が凶器である事に気づけない人が出てしまうと思います。

 風俗店の例えで言うなら、風営法のように出店できる場所や営業時間や入店できる年齢が制限されているという事が、僕が言っている『情報を正しい文脈に置く』という事です。 『風俗店が存在する事を表現してはいけない』という法律ができたら、子供は風俗店に関して一度も誰とも対話せず、それが社会においてどのような位置づけをされた存在だか知る事もできず、リスクも理解できず、そのまま成人します。そんな大人が大量に生まれる社会を作るべきではありません。

 あと、本文にも書いていますが、子供を取り巻く環境は、日本は世界でもかなり良い方だし、細かい増減はあるものの、年々良くなる傾向にあるのですが、それはご存じですか?

 僕も一定の制限は必要だと思います。行き過ぎが問題だといっているだけです。
 

 初めまして。最近気になっていた事なので書き込ませて頂きます。

>>児ポなら匿名のロリコンが、PCの前で一人ブツブツ 言っている・・・・くらいに思われても仕方ありません


 匿名でなければよいのでしょうか?論理的に反論している方が多数おられると思いますが。そちらを御覧になってください。


>>わざわざそういった印象操作のような表現されるのもどうかと思いますよ。 以下~音楽も同様ですね。

まで


 同意です。なぜ中国や韓国には何も言わないんでしょうかね?まぁ大体想像つきますけど・・・・・・・。




 前に「二次元キャラクターにも人権を」なんて騒ぎありましたよね?今回の児ポ法改正(改悪って言われてます)は、これを児ポ法の名を借りて似たようなのを公明党、民主党が通そうとしてるみたいで。
 未成年(漫画とかで年齢が明らかでないキャラクタは誰の主観でそう判断するんですかね?)キャラクターの性的、暴力的表現の規制。しかも単純所持もアウトですから、それらしき同人誌や漫画、ゲームを持っている方はみんな逮捕される可能性があるみたいです。

 しかもこの改案は犯罪増加との因果関係の資料提示がありません。むしろ日本人の性犯罪は減ってるんじゃないのか。日本人の名前語って子供に暴行しまくってるK国の入国規制を先にしようよ!と。そしたら性犯罪グンと減ると思います。ビザ無しとか正気の沙汰とは思えません。


 話がそれてしまったかも。


 結局何が言いたいのかというと、ただのロリコンが騒いでいるってレベルじゃないってことです。最悪の場合、国民のほとんどが犯罪者予備軍になってしまう。あなたも例外ではないんですよ?

 前から疑問だったんですけど、法律で16歳で結婚できるはずの女性がポルノ扱いってどういうことなんですかね?誰か説明できる方いますかー?


 「表現と言論の自由を守る市民の会」
 http://www.anti-jpo.org/


 警視庁の「漫画・アニメ・ゲーム表現規正法」検討会問題まとめwiki
 http://www11.atwiki.jp/stop_kisei/

こちらどうぞ


 ネット規制って・・・・・・中国共産党が中国国内でやってる事と同じ事を日本でもやるってことですかね?何の意味もなく回線につなぎにくくしたりとか。こんなん右翼じゃなくても騒ぎますよ。

 日本国民は俺たち政治家の食いもんだからアホみたいに無知でいろ。余計なことは考えるな!

って解釈でおkですか?そんな印象を受けました。政治家が暴走しているようですね。福田総理といい、小沢代表といい・・・・・。


 この環境で育った子供が大人になったとき、日本は一体どうなってしまうのか・・・・・・とか日本の将来を憂いてしまいます。

とか20代の私が言ってみる。いろいろ調べたら教科書も結構信用ならないですね。私が学校で習った歴史は一体なんだったんだ!と。朝日新聞の捏造に政府が引っ掻き回されてどうするのか。



 日本ユニセフのこと調べたら驚きました。なんですかあれ。まっとうな組織じゃないですよ・・・・・・・。

>大人が自分の趣味で子供に工ロ本を買い与えろと言っているわけではなく
自分もなにかこれといったものを考えて書いていたわけではなかったかもしれませんが、
法が法である代わりに、親が法であるがゆえにやはりその判断が偏ってしまうので、それは児ポを禁止する国とその必要はないと言っている人の縮図であるということを言いたかったんだと思います。
(そして家庭という社会の中では(Cは論外という意味で)それでいいんだと…)

>資料
戦後の多産の時代や現在との社会形態の違い、子どもの割合とかから考えるとグラフをみたまま信用しない見方もできる。という資料をどっかで見た気がします。(現に平成以降をみると増えているという見方も可能)

「子どもの数が減っているので減って当たり前!」と決め付けるわけにもいきませんがその傾向が全然ないとも言い切れないとおもいます。

自分の性格的にどっちつかずの結論しか出せなくて申し訳ないです。
この時点で暴走してるのに結論なんか決めちゃったら…><

>この環境で育った子供が大人になったとき、日本は一体どうなってしまうのか・・・・・・とか日本の将来を憂いてしまいます。
それは常に思います。蛙の子はカエルなので、
モンスターピアレントの子は…それを教える教師も…もうすでに問題が山積みなのに…うわぁあ

自分も次世代の親としてがんばります
長駄文失礼しました。

長文失礼します。その1
>mon-do-hanさん
>小学生の娘が~と言う下りは恐らく児ポ法に関しての例えだと思いますが、
これは表題の『刃物を知らない子供に~』つまりはトンデモ法案に対する例えです。
『日本国憲法第22条第1項
何人も、公共の福祉に反しない限り、住居、移転及び職業選択の自由を有する。』
基本的人権の一種、自由権(表現の自由も含まれます)を一部制限してまで風俗店の
出店を規制してる例として上げました。

>これもある意味極論かもしれませんが、自殺者が多発したのはそれこそ擦り傷
>ではすまない事実です。以上は規制を慎重に論じる十分な論拠になりえると
>考えますが如何でしょう。
まず、最初に書いてある通り、密室での審議には反対です。法律が上手く運用出来るか
乱用されるかについては、私はその懸念よりもネットの現状のほうが憂慮すべきと考えています。
自殺者で言えば、残酷ですが、自殺サイトを見て自殺してしまった人が学習した効果は
いったどこで発揮するのでしょうということです。

>では例えば悪くなる一方の例はあるのでしょうか?
私は悪くなっていると主張しているのでは無いです。そう言われたときに
どう対応するかということです。犯罪率が増加するにしろ減少するにしろ、
データは取り方次第ですから。
大変申し訳ありませんが、私にとってはマスメディアの情報も、みなさんの主張も横並びです。
どちらが正しいかは判断つきません。

私は数の増減を論拠に規制を考える必要があるといっているのでは無いです。
新たな社会に対応出来てないんじゃないかということです。
著作権が時代にそぐわなくなってきた(かもしれない)議論しよう。
ネットが現行法では対応出来なくなってきた(かもしれない)議論しよう。
同じです。

>例えば先に仰られたMIAUの方などは自分がニュースなどを見た限りかなり
>顔出しでロビー活動も含めて発言されてるように思えますが。
それでも数が少なすぎます。ダウンロード違法化法案のときに募集したパブコメは8000通前後
しか集まらなかったそうです。その気になれば誰でも打てるのに8000通とは驚異的な少なさだと
感じました。

また私が感じた違和感といいいますが、ご都合主義に感じる、
>何らかの倫理観をネットに向けて提唱するわけでもなく、
>権利と疑念しか主張しません。権利と義務がワンセットだと分かってこそ
>一端の主張が出来るものだと思います。
こちらについてはいかがでしょうか?当局の介入を避けたいならばつけいる隙を作らないこと。
自浄能力は必ず必要だと思いますがネット自身にそれが出来るのでしょうか?

その2
>安倍さん
突然やってきて長文すいません。
> 僕は法律を全てなくせと言っているのではなくて、危険は存在するのに危険について
>表現する事すらできなくするような法律は、逆に危険だ、と言っているだけです(上記のスパム問題みたいに)。
これはまったくその通りだと思います。
ただ、実際生きていく上でネットでしか学習できず、実社会で学べないのはネットに関することだけでは
ないでしょうか?また、ネットでのリスクは実社会でのリスクよりも(特に子供にとっては)大きいものが
多いように思います。ログの永続性や顔を合わせない子供同士の残酷さ、大人の狡猾さ。
実社会はナイフであれば銃刀法によって大幅に制限された上での小さなナイフで指を切ったり、
車であれば、まっとうな人間が運転していると思われる車に轢かれそうになったり。実際には規制によって
制限された小さなリスクで学習していると思うのです。

> あと、本文にも書いていますが、子供を取り巻く環境は、日本は世界でもかなり良い方だし、細かい増減はあるも>のの、年々良くなる傾向にあるのですが、それはご存じですか?
URL拝見しました。これのみをもって良くなっていると判断するわけにはいきません。すいません。
あと、その1でも書きましたが、数の増減はそれほど問題では無いと思うので。

>僕も一定の制限は必要だと思います。行き過ぎが問題だといっているだけです。
そうですね。程度の問題だと思うのですが、程度も人によってまちまちだと思いました。

>涼川さん
すいません。ちょっと何かしらに感化され過ぎかと思います。敵の敵は味方であるとは
限りませんし、間違いを指摘した組織が正しい知識を授けてくれるとは限りません。
ネット上の情報のほとんどすべてが出版、放送等のメディアの再構成であることをお忘れなく。
なお、私も含め大抵の人は自分の解釈したいようにしか議論をとらえられませんが、それが表に
出過ぎているとキャッチボールになりにくいです。

>>児ポなら匿名のロリコンが、PCの前で一人ブツブツ 言っている
これについてはすいません。掲示板のユーザー層を考えての冗談&皮肉のつもりでしたが、
印象操作と思われたのなら申し訳なく思います。

灰羽のファンです。いつもROMってますが、興味深かったので。。。

法律云々よりも、親がもっと子どもに構ってあげることが大切だと思います。法を整備する議論よりも、どうやったら親が子どもを正しい方向へ導いてゆけるかを話し合った方が良いのではないかと。つまり、子どもがよからぬことをしでかした時にどう対処するかです。法が整備され親が何もしなくて良くなるのは更に親子関係は冷え込むのでは。虐待の数は減っているようですが、虐待の理由が躾ではなく、疲れたからとか、旦那を取られたからとか、そういった自分勝手な理由になっているのではないでしょうか。良くない方向に向かっていることは確かです。そういう親はフィルターのかかっていない世界で育ってきたから、法が整備されれば変な大人は減る?果たしてそうでしょうか。

これまでもいろんな規制の法が整備されてきましたが、世の中は良くなって行っているでしょうか。おじいちゃん、おばあちゃん方が「物騒になったねぇ」と言うのは何故でしょうか。新しい技術が開発されただけではそうはならなくて、使う者が分別をもっていないからだと思います。新しい社会に対応できていないというより、変な人間が増えたからですかね。変な人間を誰が作るかというと親です。

そういう人間を増やさないためにも、親による子どもの教育を話し合う必要があると思います。法の整備は最終手段として取っておいてほしいです。悪い方向に向ってはいますが、まだ最終手段を使うほど取り返しのつかないことにはなっていないように思います。

子どもは人間としての権利が完全に与えられているわけではないので守ってあげる必要があるのですが、法で子どもを守ることで本当に子どもが幸せになるのか。親とのコミュニケーションが希薄な未来の社会は本当に良いのか考える必要があると思います。法律みたいな冷たい(冷たくあるべき)ものばかり見るより、もっと人間臭いところを科学するべき。


(ちなみに、変わった性癖を持つ方もいらっしゃるわけで、犯罪でない限りそういった人々の自由の権利も認めてあげるべきかと思います。誰かが不当に不利益を被るのは許せませんので現行の児童ポルノ法には賛成ですが、マンガを買ったり、イラストを描いたり、ダウンロードする位は悪くないのではないでしょうか。変な大人でければ現実で行動に移さないし、こういった性癖を持った方が分別の無い人間であるということは立証できません。そういった方を嫌うのは個人の勝手ですが、法的に(公に)「嫌う」のはどうなのでしょうか。画の内容に犯罪性があるから禁止するというのであれば、デス○ートなんかも発禁ですね。殺してますし。)


と、読み返してみると、訳の分からない憎たらしい文ですね。失礼いたしました。

>まず、最初に書いてある通り、密室での審議には反対です。

仰る通りだと思います。
前回のコメントではその辺無視したかに思えましたら申し訳
ありません。
ただ現行の改正案では何をもってそれを指すのかが曖昧なままですので、
この辺はさねよしさんと同じく私も反対ですね。

>法律が上手く運用出来るか乱用されるかについては、私はその懸念より
>もネットの現状のほうが憂慮すべきと考えています。

一つ思いついたのは先日の報道番組に高市議員と現役高校生の方々数人が
出席されててフィルタリングや携帯ネット規制に関しての話し合いを
行っていました。(確かフジの朝の番組だったと思いますが)

その席で印象的だったのは、高校生側からは規制よりもネットに対しての
取り組み方の学習の方が大事で、それが遅れているのが問題ではないか?
と言う発言でした。

保護対象である高校生の口からも規制よりは教育が求められてるのは
大きいかと思います。

明確なアンサーになってないかもしれませんが、こういった事も
憂いを払う要因になるのでないかと。

>自殺者で言えば、残酷ですが、自殺サイトを見て自殺してしまった人が
>学習した効果はいったどこで発揮するのでしょうということです。

ちょっと意味が解りかねますが、どういった事を仰りたいのでしょう?
先だってのコメントで私が申し上げたのは自殺サイトを見て自殺した
人の話ではありません。
児童ポルノの単純所持の捜査、もしくはおとり捜査が海外であり、
嫌疑をかけられた数千人の中から自殺者が数十人単位で出た、と言う
話です。

>私は悪くなっていると主張しているのでは無いです。

解りました。憂慮されてるのですね。

>そう言われたときにどう対応するかということです。犯罪率が増加する
>にしろ減少するにしろ、データは取り方次第ですから。
>大変申し訳ありませんが、私にとってはマスメディアの情報も、みなさん
>の主張も横並びです。どちらが正しいかは判断つきません。

そうですね、さねよしさんが悪くなってると思っておらず、憂慮の段階。
しかもマスメディアのデータも、ネットで上がってる公からの発表から
引用されたデータも判断出来ないのでしたら、さねよしさんの対応は

憂慮はしてるが、確かなデータは誰にも解らない!だからネットは悪くなってない!

と、なるのではないでしょうか。それはそれでいいと思います。


余談ですがデータは取り方次第と言う点は私ももっともだと思います。
内閣府の「有害情報に関する特別世論調査」が昨年ありましたが、

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0710/25/news140.html

データの取り方に問題が指摘されてますし、

http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2007/10/9_16ba.html

そもそも上記のデータを取った社団法人新情報センター自体過去に
捏造問題も引き起こしてます。
捏造問題を引き起こした団体が重要な法案の元になるデータをとり
まとめるとは信じがたいですね。

http://www.47news.jp/CN/200509/CN2005090501002959.html

この辺の判断はそれぞれ考えるべきでしょうね。


>私は数の増減を論拠に規制を考える必要があるといっているのでは無いです。
>新たな社会に対応出来てないんじゃないかということです。
そうですね、あやふやな数などに惑わされずに、本質を慎重に見極め
なくてはならないと思います。

>著作権が時代にそぐわなくなってきた(かもしれない)議論しよう。
>ネットが現行法では対応出来なくなってきた(かもしれない)議論しよう。
>同じです。

全く同じと考えるのは少々乱暴な気もします。
法で保護する対象が利益だったり、基本的人権だったり様々だからです。
全てにおいて議論が必要と言うのはわかりますが、全部を同じく考える
と言うのは無理があるかと思います。

>>例えば先に仰られたMIAUの方などは自分がニュースなどを見た限りかなり
>>顔出しでロビー活動も含めて発言されてるように思えますが。

>それでも数が少なすぎます。ダウンロード違法化法案のときに募集した
>パブコメは8000通前後 しか集まらなかったそうです。その気になれば誰でも
>打てるのに8000通とは驚異的な少なさだと感じました。

数の増減にあまり拘らないさねよしさんかと思いましたが(すいません)

まず私の引用文は顔出しををしてるのか、にかかってる文で、パブコメの件数に
掛かってるものではありません。

何故急にパブコメの話が出たのかもわかりませんが、一応これにも思うところは
ありますので、コメントしてみますね。

DL違法化についてのパブコメはさねよしさんはされたでしょうか?

私はしましたが、まず文化庁のまとめた案を全部読まなくてはなりません。

法や条文を見慣れてる人ならそうでもないのかもしれませんが、慣れない私には
かなり分厚く感じましたし、わかり難い文章でした。
さねよしさんはだれでも打てると仰ってましたが、ハードルが高いと感じた人、
時間が無くて無理と感じた人は多かったのではないかと思います。

8000件前後が驚異的な少なさ、とも仰ってますが、これもまた逆の印象をもった
方もいまして、下のような発言をされています。

>パブリックコメントが約7500件と「これまでにないほど多く」
>(文化庁の川瀬真・著作物流通推進室長)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/18/news065.html

感じ方は人それぞれなのでなんとも言えませんが、こちらの主張では数に拘らず、
こちらでは感覚的に数が少なすぎる、ではあまりに一貫性が少なすぎませんで
しょうか?

>また私が感じた違和感といいいますが、ご都合主義に感じる、
>何らかの倫理観をネットに向けて提唱するわけでもなく、
>権利と疑念しか主張しません。権利と義務がワンセットだと分かってこそ
>一端の主張が出来るものだと思います。

>こちらについてはいかがでしょうか?

もしかしたら誤解されてるかもしれませんが、私はMIAUと関連する人間では
ありません。違う、と言う証拠は出せませんが、前提として。

さねよしさんの疑問に対する端的で明快な解決方法はMIAUに問い合わせると
言う事です。
なぜなら私はMIAUの人間ではないので、MIAUの考え方の代弁は出来ないから
です。

もっと言うなら、さねよしさんがMIAUのスタンスに疑がわしい部分を持って
いらっしゃるのならそれは構わないのではないかと思います。

ここで私に対して、もしくは他のコメントを述べられた方に何かを問うたり
するのは管理者の安倍さんが止めない限りは順当と思いますが、MIAUという
団体に対する疑問はやはりMIAUに問うのが筋ではないでしょうか?

>当局の介入を避けたいならばつけいる隙を作らないこと。
>自浄能力は必ず必要だと思いますがネット自身にそれが出来るのでしょうか?

そうですね、隙があったから付け入っていい、ではあまりに殺伐としてる
なあとは思いますが。
隙があったから盗んでいい、隙があったから殴っていい、お前に隙があるから
そもそも悪い、では息が詰まりませんか?
いや勿論そういった事を言ってるのは無いと仰るのもわかりますが、あまりに
殺伐としてると思ってしまいましたので。

自浄能力は規模の大小までは解りませんが、ネットに限らず人間が携わって
いる以上あるでしょうね。

なぜならさねよしさん自身がそれを体現してくれてるからです。

密室での規制基準が定められるような行き過ぎは反対されると仰る事や、
ネット自体を憂慮する問題意識を持った方、さねよしさん自身の事です。

あやふやな事を言って申し訳ないのですが、大多数の人間はちょっと
悪いことをしても犯罪者になるまでの事をやりたいと思ってる人は
少ないと思いますし、さねよしさんご自身の周りにも犯罪者の人は
少ないのではないでしょうか?
ネットも人が携わっている以上同じ事だと思います。

再度の長文失礼しました。

実際にデスノートはフランスかどこかで発禁になっていて模倣(?)犯も出てたりするとか
銃は持てても、児童ポルノがあるというのリンクにとぶだけで逮捕される国とかがあって何が優先されるべきなのかわかりませんね…

>mon-do-hanさん
数の話は分かりにくくてすいせん。
犯罪を取り締まる法律に被害者の数の増減はあまり関係ないと思いますが、
その成立の是非には頭数が物を言うという意味です。

あと、誤解されたら申し訳ないですが、MIAUについては安倍さんの日記で引用されていたので、
分かりやすいというだけで、特定の団体を訝しむというよりは、むしろネット上の運動が概ね
同じような傾向にあると思います。
主旨は権利と義務(というか権利と節度)です。権利の主張だけでは実効力が薄いということですね。

結局のところ、しきい値の問題だと思ってます。
ある段階を突破したと見なすかまだ大丈夫と見なすかの問題かと。私は突破したかなあと感じて
いるわけですが、このままだといつかは誰もがしきい値を超えたと思うようになるかも知れません。

なんだか私、話の軸もぶれますし天然荒らしのような気がしてきました(笑
そろそろおいとましようと思います。自己完結ですいません。
興味深いブログを書いてくださった安倍さん、レスしてくださったみなさんありがとうございました。

>さねよしさん
数の話、犯罪を取り締まる法律が成立するかしないかには数が物を言う
と言うのは解ります。賛成、反対、棄権で決まってしまうものですからね。
しかし、成り立ちの切っ掛けには声の大きいものが勝ってしまう場合も
ありますので、注意も必要ですね。禁酒法などもその例かと思います。

MIAUの件はタイムリーですが賛同人の池田信夫氏が今日のエントリーで

>MIAUの公式サイトで、まもなく自民・民主のネット規制法案に反対するアピ
>ールが出される予定だが、「何でも反対」ばかり言っていても、どこかの政党
>のように世間から見放されるだろう。きょうの「サイバーリバタリアン」にも書い
>たように、インターネットの側から対案を出すべきだ。

と、自ら仰ってます。
しばらく動向を拝見してみる、もしくはもし対案のようなものがまとまれば
送ってみるのもいいかもしれません。

しきい値を突破したものについてはある程度対策を考えなくてはならないの
では?と仰るのは納得出来ます。
ただテクノロジーや時代が変わればその辺の基準も変わってくるので
一概に旧来のしきいを当てはめたり、解らないからといって端から全部禁止
ではあまりに知恵が無さ過ぎるし、本来禁止するべきでないものまで範囲を
拡げてしまいます。
私もそうですが、さねよしさんも含め、誰もがそれを超えない、超えすぎない
ようにしたいものです。

天然荒しは少し言いすぎでは(笑)おそれを仰るなら私もそうです。
私も興味深い問題を提起して下さった安倍さん、レスを下さった特にさねよし
さんには勉強になりましたし、意味のある話し合いが出来たと思います。

私もこの辺でこのエントリーからはおいとまします。ありがとうございました。


プロフィール

安倍吉俊

Author:安倍吉俊


イラストレーター。漫画集『回螺』、画集『垓層宮』発売中。
ガンガンONLINE『リューシカ・リューシカ』連載中。
代表作『lain』『NieA_7』『灰羽連盟』『TEXHNOLYZE』
Macユーザー。カメラと自転車好き。爬虫類と魚を飼育中。
何かありましたらabetc*mac.comまで(*を@に変えてください)。

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