ツール・ド・フランス2007 ステージ4、5

 
 第4ステージは、平坦で、フースホフトがスプリントを制した。去年PMUの手の形の応援用厚紙で腕を切ってからはや1年か~、と思うと時が経つのは早い。

 問題は第5ステージ。それほど高い山ではないが、8つの峠を越える起伏に富んだコース設定。スタートはワインで有名なシャブリ。
 事件が起きたのは、レースが終盤にさしかかったあたりの、大きな登りの途中。優勝最有力候補のヴィノクロフが落車。大きく遅れてしまったのだ。それまでもやたらと落車の続く日だったけど、この落車がきっかけで、レースが大きく動いた。
 こういう不慮の事故の場合、集団は、ある程度遅れた選手が戻るまで攻撃を控えるのが暗黙のルールなんだけど、CSCはどんどん先頭で引っ張って集団の速度を上げてしまった。解説でも言われていたけど、もし落車したのがマイヨ・ジョーヌを着た選手だったら非難轟々だったかもしれない。
 しかしこの時マイヨ・ジョーヌを着ていたのはCSCのカンチェラーラ。しかもこの日は総合7位のシルヴァン・シャバネルが逃げを決めて一時は集団から13分くらいの差をつけていた。それを考えると、CSCとしては速度を落とせなかったのかもしれないし、そういう言い訳を用意しつつ、ヴィノクロフを消耗させようとしたのかもしれない。アスタナはほぼ全員が足を止めて大きく遅れたヴィノクロフを引っぱり上げようとしたのだけど、集団も速度を上げていて、一向に差が詰まらない。こんなところでヴィノクロフが遅れるとは思わなかった。

 ゴール前は今日も混戦。ポッツァートがうまい位置取りで優勝。しかし、ポイント賞ジャージはなんと37歳のエリック・ツァベルの手に。ポイント賞を争っていた他のスプリンターが軒並み今日の登りで遅れた中、どんな状況でも常に上位に食い込む走りをみせたツァベルがこつこつとポイントを貯めて、気づけば総合ポイントではトップに立った。
 ツァベルは元々ペタッキのアシストとして参加する予定だったのに、ペタッキが喘息の薬を飲んだらそれが禁止薬物で出場停止というわけの分からない自体になって、レース2日前にメインのスプリンターに格上げになったそうだ。それでもきちっと仕事をこなし、というかマイヨ・ヴェールを着てしまうのだからすごい。
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安倍吉俊

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