ツール・ド・フランス開幕

 
 ツール・ド・フランスがいよいよ始まりました。今年はランスもウルリッヒもバッソもランディスもいなくなってしまい、去年以上にスター性のある分かりやすい優勝候補というのがなくなって、展開が読めなくなっています。
 そういえばシモーニももうすぐ引退だし、ツァベルもマキュアンもそろそろいい年だし、ヴィノクロフも今年ツールで優勝したらそのまま引退して監督になりたいとか言ってるらしいし………。
 まあ、世代交代の時期なんでしょうね。逆にシュレク兄弟(特に弟)やトーマス・デッケルのようなとんでもない新人も出てきてますし………。

 とりあえずプロローグのTTは、カンチェラーラのすごさのせいで他がかすんでしまいました。いやーすごかった。
 イギリススタートだった事もあり、個人的には、イギリス人のミラーに勝ってほしかったです。

 第1ステージは、ロンドンスタート。昨日いまひとつ振るわなかったミラーが、序盤から飛び出して独走している。補給食をやたらともりもり食っているのが印象的。母国で何か記憶に残るような走りを見せたいという気迫が感じられる。

 陽射しが強く、風景がものすごくきれい。今年からハイビジョンになったので、古いお城や観光名所的な建築物の空撮映像が、細部までくっきり見えて、これは自転車に興味なくても見ていて楽しいんじゃないかと思う。コースと並走する川の対岸を、市民が自転車で走って、選手たちを追いかけている。結構速い。

 残り20kmちょっとくらいで、マキュアンが落車に巻き込まれる。大きく遅れて集団復帰に時間がかかる。戻るために脚も使っちゃってるし、今日のスプリントは無理かな、と思いつつ、ゴール前にはひょっこり先頭集団にいそうな気もする。

 残り10kmでマキュアンはやっと集団末尾に合流。でも今日は無理っぽい。………と思ったら、ゴールスプリントの時にはちゃっかり集団先頭にいる!そして圧倒的なスプリント力でステージを獲ってしまった。すごい。

 ミラーは結局、中間の山岳ポイントをこつこつ獲って、山岳賞ジャージを着て表彰台に。地元で何かやりたかったという執念の勝利。

 第2ステージは、ベルギー。今度はベルギーのスター、ボーネンがステージ優勝を狙っている。
 序盤は晴れていたのだが、前方に巨大な暗雲が立ちこめ始める。平地で、見渡す限り高い建物が無いようなコースなので、視界一面に広がる雨雲は圧巻だった。そして雨。
 今日も3人の逃げが決まって、集団がなかなか差を詰められず、逃げ切れそうにも見えたのだけど、ラスト数kmで掴まった。お疲れさま。

 ゴール直前で落車。マイヨ・ジョーヌのカンチェラーラが巻き込まれた。何とかレースには戻ったが、手を押さえている。ゴール前2kmを切っていたので、ルール上、ここから遅れても集団と同タイムとみなされるので、混乱は少ない。
 スプリントは、クイックステップが列車を組んで4枚残して、もう絶対ボーネンが来るだろうと思ったら、最後までボーネンを引っ張ったステーグマンがそのまま踏み続けてゴールしてしまった。ボーネンは一瞬呆気にとられていたが、怒ったりはせず、手を上げてステーグマンを讃えていた。ステーグマンもベルギーの選手で、地元選手の1、2フィニッシュだった。
 ステーグマンがステージを獲り、2位のボーネンは1ポイント差でマキュアンをまくってスプリント賞を獲った。

 ゴール前で落車した選手たちが、観客と一緒にゴールスプリントを見ているという珍しい一幕もあった。今年のツールはランス時代とも、去年ともちょっと雰囲気が違う。まあとにかく面白いです。
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テーマ : 自転車ロードレース
ジャンル : スポーツ

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安倍吉俊

Author:安倍吉俊


イラストレーター。漫画集『回螺』、画集『垓層宮』発売中。
ガンガンONLINE『リューシカ・リューシカ』連載中。
代表作『lain』『NieA_7』『灰羽連盟』『TEXHNOLYZE』
Macユーザー。カメラと自転車好き。爬虫類と魚を飼育中。
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