dp2 Quattroで夜の神田明神を撮る
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7月7日に電脳空間カウボーイZZのenchantMOONの一周年記念特番に呼んでいただいたので、御茶ノ水に行ったのですが、ついでに神田明神に寄ってdp2 Quattroの暗所撮影テストをしてきました。
陽が落ちてどんどんISOが上がる中、特に対策をせず、デフォルトの上限ISO3200でも気にせずどんどん撮ってみました。対策というのは、ISOを低めに固定して連写して偶然ブレてない事を祈るとか、そのへんの柱とか壁にカメラを押し付けて撮るとか片膝をついて膝に載せるとか這いつくばるとかiPhoneのライトをつけるとか、何かそういう事です。

これはまだギリギリ日没前でISO320。

ISO400。

いきなりISO1600。でもそんなに破綻してない。素晴らしい。

あ、これは橋の欄干に載せて固定してISO100に。まだ神田明神ではないので暗所対策してます。

中央線。個人的にとても気に入っている一枚。ぜひ等倍で。これがQuattroのISO100の画質。


もう一枚御茶ノ水駅と中央線。これは手持ちでISO2000。等倍で見るとノイジーだけど、ブログのサイズでは見られるレベル。少し彩度が低いか。

ISO2500。色味が全体におかしいけど、Merrillの頃のように部分的に変な色になって画面が破綻するのとは違って、見られるレベル。

もう一枚。ISO2500。

ISO1600。バイクの白いパーツの黄色がかる感じとか、路面やレンガのディテール感の弱さが、あーISO高いなという感じ。上の2枚も葉のディテールがなくなってるけど、光の感じがきれいでごまかされている。

モノクロにするとこんな感じ。

ライティングされたショーウィンドウの中なのでISO320。金色の質感がとてもいい。肉眼で見た時は高級そうに見えたけど、Foveonセンサー越しだとメッキ感というか、真新しすぎて意外と軽い質感だな、と気づく。さすが肉眼以上。

で、やっと神田明神。ISO2500。

柱。ISO3200。

同じ柱を手持ちでISO100で、シャッタースピード0.5秒。さすがにちょっとブレる。反射光にすごい青が入っているのは何だろう。

神田明神に続く道沿いにある建物のショーウィンドウ。もうすっかり暗くてよく分からなかったけど資料館的な建物なのかな?ISO400。


謎のタヌキ。

やっと神田明神。いきなりISO3200だ。

ISO3200。空の色がブルーバックみたいに。

提灯のお陰でISO640。高感度も破綻が少なくて見られるレベルにはなってるけど、やはり低感度と比較するとノイジーでディテールが飛んでいる。でも、Merrillの頃はISO200までが問題ないレベルでISO400がぎりぎり、ISO800はかなり厳しい、という感じだったけど、QuattroのISO640は少しざらつくけど個人的には問題ないレベル。進化した。

ISO1000。細部のディテールがぎりぎり残っている。個人的には許容できるレベル。

手洗い場。ISO2500。さすがにディテールが判然としない。

ISO1600だけど丁寧に現像するとわりとディテールが残る。

部分的に明るいのでISOは800だけど代わりに全体に暗くて暗部が潰れていた。現像でなんとか浮かび上がらせる。

モノクロ現像。コントラストを下げて白飛び、黒つぶれができるだけ起きないように現像。

提灯。ISO800。提灯はつい撮ってしまう。

ISO125。やりはディテールがしっかりしている。

ISO3200。ディテールが飛んでいる。この時気づいたけど、SPP6.0.2で現像していて、白飛びを防ぎつつ暗部を持ち上げるためにFill lightをプラスする事があるのだけど、暗い画像の時は絞りを開放にしたみたいにふわっと白いモヤが出る事がある。SPP5では、暗部の輪郭の周辺が不自然に縁取りのように明るくなるので+3以上にはできない感じだったけど、SPP6は+5でもそういう不自然さはあまり感じない。縁取りのように明るくなるのを防ぐためにもう少し広範囲にぼかした感じに明るくして、それがモヤのように感じるのかもしれない。

ISO3200。やはりISO3200まで行くとディテール感がなくなり、色味が少し転んだ感じになる。

でもモノクロのセピアモードで現像するとディテールの弱さが本当に古い写真みたいでいい感じに(笑)。

狛犬。ISO3200。

だいこく様。

でかい。

恵比寿様。ISO3200。白っぽいところに緑と紫のにじみが出ていて、フリンジ除去ツールで消したがまだ少し残っている。

もいちど手洗い場。わりとディテールが残っている。

こんな感じでした。個人的にはこれくらい写ってくれれば、色々工夫しながら頑張れば夜でもいける気がします。AFがコントラストの淡いものを拾い損なうのが気になりました。この点はMerrillより退行している気がするのですが、他に指摘する人がいないので、もしかしたら僕の個体の問題かもしれません。空を撮る時、雲と空の境目に合わせてもピントが合わないのが地味に不便です。
僕がイラストを担当したライトノベル『All You Need is Kill』がトム・クルーズ主演でハリウッド映画になりました。現在上映中です。素晴らしい映画になりました。ぜひ。
最近の仕事はこんな感じです。
陽が落ちてどんどんISOが上がる中、特に対策をせず、デフォルトの上限ISO3200でも気にせずどんどん撮ってみました。対策というのは、ISOを低めに固定して連写して偶然ブレてない事を祈るとか、そのへんの柱とか壁にカメラを押し付けて撮るとか片膝をついて膝に載せるとか這いつくばるとかiPhoneのライトをつけるとか、何かそういう事です。

これはまだギリギリ日没前でISO320。

ISO400。

いきなりISO1600。でもそんなに破綻してない。素晴らしい。

あ、これは橋の欄干に載せて固定してISO100に。まだ神田明神ではないので暗所対策してます。

中央線。個人的にとても気に入っている一枚。ぜひ等倍で。これがQuattroのISO100の画質。


もう一枚御茶ノ水駅と中央線。これは手持ちでISO2000。等倍で見るとノイジーだけど、ブログのサイズでは見られるレベル。少し彩度が低いか。

ISO2500。色味が全体におかしいけど、Merrillの頃のように部分的に変な色になって画面が破綻するのとは違って、見られるレベル。

もう一枚。ISO2500。

ISO1600。バイクの白いパーツの黄色がかる感じとか、路面やレンガのディテール感の弱さが、あーISO高いなという感じ。上の2枚も葉のディテールがなくなってるけど、光の感じがきれいでごまかされている。

モノクロにするとこんな感じ。

ライティングされたショーウィンドウの中なのでISO320。金色の質感がとてもいい。肉眼で見た時は高級そうに見えたけど、Foveonセンサー越しだとメッキ感というか、真新しすぎて意外と軽い質感だな、と気づく。さすが肉眼以上。

で、やっと神田明神。ISO2500。

柱。ISO3200。

同じ柱を手持ちでISO100で、シャッタースピード0.5秒。さすがにちょっとブレる。反射光にすごい青が入っているのは何だろう。

神田明神に続く道沿いにある建物のショーウィンドウ。もうすっかり暗くてよく分からなかったけど資料館的な建物なのかな?ISO400。


謎のタヌキ。

やっと神田明神。いきなりISO3200だ。

ISO3200。空の色がブルーバックみたいに。

提灯のお陰でISO640。高感度も破綻が少なくて見られるレベルにはなってるけど、やはり低感度と比較するとノイジーでディテールが飛んでいる。でも、Merrillの頃はISO200までが問題ないレベルでISO400がぎりぎり、ISO800はかなり厳しい、という感じだったけど、QuattroのISO640は少しざらつくけど個人的には問題ないレベル。進化した。

ISO1000。細部のディテールがぎりぎり残っている。個人的には許容できるレベル。

手洗い場。ISO2500。さすがにディテールが判然としない。

ISO1600だけど丁寧に現像するとわりとディテールが残る。

部分的に明るいのでISOは800だけど代わりに全体に暗くて暗部が潰れていた。現像でなんとか浮かび上がらせる。

モノクロ現像。コントラストを下げて白飛び、黒つぶれができるだけ起きないように現像。

提灯。ISO800。提灯はつい撮ってしまう。

ISO125。やりはディテールがしっかりしている。

ISO3200。ディテールが飛んでいる。この時気づいたけど、SPP6.0.2で現像していて、白飛びを防ぎつつ暗部を持ち上げるためにFill lightをプラスする事があるのだけど、暗い画像の時は絞りを開放にしたみたいにふわっと白いモヤが出る事がある。SPP5では、暗部の輪郭の周辺が不自然に縁取りのように明るくなるので+3以上にはできない感じだったけど、SPP6は+5でもそういう不自然さはあまり感じない。縁取りのように明るくなるのを防ぐためにもう少し広範囲にぼかした感じに明るくして、それがモヤのように感じるのかもしれない。

ISO3200。やはりISO3200まで行くとディテール感がなくなり、色味が少し転んだ感じになる。

でもモノクロのセピアモードで現像するとディテールの弱さが本当に古い写真みたいでいい感じに(笑)。

狛犬。ISO3200。

だいこく様。

でかい。

恵比寿様。ISO3200。白っぽいところに緑と紫のにじみが出ていて、フリンジ除去ツールで消したがまだ少し残っている。

もいちど手洗い場。わりとディテールが残っている。

こんな感じでした。個人的にはこれくらい写ってくれれば、色々工夫しながら頑張れば夜でもいける気がします。AFがコントラストの淡いものを拾い損なうのが気になりました。この点はMerrillより退行している気がするのですが、他に指摘する人がいないので、もしかしたら僕の個体の問題かもしれません。空を撮る時、雲と空の境目に合わせてもピントが合わないのが地味に不便です。
僕がイラストを担当したライトノベル『All You Need is Kill』がトム・クルーズ主演でハリウッド映画になりました。現在上映中です。素晴らしい映画になりました。ぜひ。
最近の仕事はこんな感じです。
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