やーうっかりLeica沼に滑り落ちましたよ(中古のx1買った)
ツイート
先日Digilux1を使って、すっかりLeicaいいなあと思っているところに、Leica x2とLeica Mモノクロームの発表が!
Leica x2は、本体が書き出す素のjpegがライカらしい画になるように、画像処理にかなり力を入れたそうで、そのあたりが気になります。
Leica Mモノクロームは、ライカ以外のメーカーではできないのではないかというモノクロ専用機で、色情報を扱わない分、解像度や明暗の表現力がずば抜けているカメラです。ついでに値段も90万とずば抜けていますが(笑)。
で、この新製品には手が届かないのですが、型落ちになったx1の値段が下がるのではないかと虎視眈々と狙っていたら、ネットオークションで相場よりかなり安い価格で発見、無事落札………と思ったら終了数秒前に出品が取り消され逃げられてしまいました。憤慨しつつ、別な出品者のそれよりさらに安い価格のx1に入札して『そんな価格で落とせるわけない』と思って放置していたら落とせました(汗)。嬉しいけど思わぬ散在。SD1買った時、もう当分新しいカメラは買わないと誓ったのに……。

x1の操作系は独特で(というか、こちらが本来のカメラの操作系なのかもしれませんが)シャッタースピードと絞りがそれぞれ独立したダイヤルに割り振られています。僕が今まで使ってきたカメラは全て『P A M S』をダイヤルで選んで、個々のモードでF値やらシャッタースピードやらを調節するタイプだったのでちょっと新鮮でした。そして、こっちの方が理にかなっているというか、自然な気がします。何で今のデジカメはSMAP式(っと言い方はしないかw)なんだろう……。他にトイカメラモードとかシーンセレクトとか追加しやすいからか……。
とにかく、最低限の操作だけ把握したところで近所で数枚撮ってきました。

花。素のjpeg。

同じ画像をLRで現像。ちょっと緑が黄みがかってしまった。
強い陽射しの下で植物を撮ったら、緑が強く出すぎたと感じたので彩度を-1に設定してテスト。

ちょっと渋いですが、淡い階調をデリケートに拾っていてとてもいいです。僕はつい濃淡をくっきり出そうとして、花弁同士の反射光による柔らかさなどを潰して固くなってしまう事が多いので、こういうふわっと繊細な写真が撮れるのはちょっと嬉しい。ちなみに、花は絵に描くのも苦手です。立体的な構造を意識しすぎて硬い紙でできているみたいになってしまうので。

こちらがLRで現像したもの。ちょっときつくなってしまった。
Leica x1に関しては、x2のようにjpegに特別な処理をしているのか分かりませんが、ほとんどの場合jpegそのままでいい気がしました。まあ逆にjpegが今ひとつなので絶対Rawで撮って現像しなくてはならないSIGMAのカメラの方が特殊なのですが。


トカゲ。先日のDigilux1と比較してみると、やはりセンサーが大きい分、色情報にせよディテールにせよ、余裕を感じます。
テスト用の骨。

もう少し寄れるといいのですが……。

これは比較のDigilux1の画像。意外と頑張ってる。

ついでに、自動開閉式のレンズキャップを。

デザイン的にはもちろん純正のキャップの方がいいのですが、便利なので………。
で、いそいそと散歩へ。先日のDigilux1と比較するためにできるだけ同じものを撮りつつ……。基本的にRawで撮ってLRで加工しています。
似た写真が多くなるので興味のある方だけ……。


LRでコントラスト強めに。



かたつむり発見!


ベンチマーク用建物2枚。

梅。






Atre近くの隙間。

新しい方のいせや。煙がいい感じ。

ここの豆乳ラテをよく買います。

LRで強めに。Foveonで撮ってSPPで固く現像した時と似ていますが、微妙に違う。


ヤツデ。目一杯コントラスト強く。

葉。こういう表現に向いている気がします。光や空気感を出すのが得意なカメラのようです。

カラス。手が届くくらいの距離まで近づいても逃げない。

毎度の噴水。



質感の表現が繊細というか上品。


ブルースカイコーヒーというカフェのドリンク。



羊歯。


てんとう虫。

人だかりができていたので何かと思ったら自販機の上に猫。

閉店前のいせや。

感想としては、同じAPS-CサイズのセンサーのNEX-5Nと比較してもかなり違う画作りのカメラです。本体そのものも、写し出される画像も、非常に高級感があります。画としては解像感がありつつ、淡い色や明暗の表現にすぐれていて、撮っていて面白かったのは植物と人の肌です。
明るい領域の階調表現にすぐれているという点ではSIGMAのFoveonセンサーのカメラに近いですが、Foveonが何というかみっしりと情報を乗せてくるのに対して、x1は淡い色を誇張せず淡いままデリケートに表現するので、作例にはないですが、人物を撮った時に大きく違いを感じました。
FoveonセンサーのSD1だと省略して欲しいディテールもぎちっと写し込んでくる感じですが、x1は情報量は同じくらいあるのですがもっと滑らかで肌の階調が綺麗に写ります。空や雲はSD1の方がメリハリのきいた画になりやすいです。
1年前は、センサーの違いとか、ライカ的な画作りなどと言っても全くピンと来なかっただろうなあと考えると、恐ろしい勢いで沼に落ちてますね。恐ろしい……。
リューシカ・リューシカ連載中です。6月15日に星界社から『フェノメノ』発売予定です。イラストを担当しました。
Leica x2は、本体が書き出す素のjpegがライカらしい画になるように、画像処理にかなり力を入れたそうで、そのあたりが気になります。
Leica Mモノクロームは、ライカ以外のメーカーではできないのではないかというモノクロ専用機で、色情報を扱わない分、解像度や明暗の表現力がずば抜けているカメラです。ついでに値段も90万とずば抜けていますが(笑)。
で、この新製品には手が届かないのですが、型落ちになったx1の値段が下がるのではないかと虎視眈々と狙っていたら、ネットオークションで相場よりかなり安い価格で発見、無事落札………と思ったら終了数秒前に出品が取り消され逃げられてしまいました。憤慨しつつ、別な出品者のそれよりさらに安い価格のx1に入札して『そんな価格で落とせるわけない』と思って放置していたら落とせました(汗)。嬉しいけど思わぬ散在。SD1買った時、もう当分新しいカメラは買わないと誓ったのに……。

x1の操作系は独特で(というか、こちらが本来のカメラの操作系なのかもしれませんが)シャッタースピードと絞りがそれぞれ独立したダイヤルに割り振られています。僕が今まで使ってきたカメラは全て『P A M S』をダイヤルで選んで、個々のモードでF値やらシャッタースピードやらを調節するタイプだったのでちょっと新鮮でした。そして、こっちの方が理にかなっているというか、自然な気がします。何で今のデジカメはSMAP式(っと言い方はしないかw)なんだろう……。他にトイカメラモードとかシーンセレクトとか追加しやすいからか……。
とにかく、最低限の操作だけ把握したところで近所で数枚撮ってきました。

花。素のjpeg。

同じ画像をLRで現像。ちょっと緑が黄みがかってしまった。
強い陽射しの下で植物を撮ったら、緑が強く出すぎたと感じたので彩度を-1に設定してテスト。

ちょっと渋いですが、淡い階調をデリケートに拾っていてとてもいいです。僕はつい濃淡をくっきり出そうとして、花弁同士の反射光による柔らかさなどを潰して固くなってしまう事が多いので、こういうふわっと繊細な写真が撮れるのはちょっと嬉しい。ちなみに、花は絵に描くのも苦手です。立体的な構造を意識しすぎて硬い紙でできているみたいになってしまうので。

こちらがLRで現像したもの。ちょっときつくなってしまった。
Leica x1に関しては、x2のようにjpegに特別な処理をしているのか分かりませんが、ほとんどの場合jpegそのままでいい気がしました。まあ逆にjpegが今ひとつなので絶対Rawで撮って現像しなくてはならないSIGMAのカメラの方が特殊なのですが。


トカゲ。先日のDigilux1と比較してみると、やはりセンサーが大きい分、色情報にせよディテールにせよ、余裕を感じます。
テスト用の骨。

もう少し寄れるといいのですが……。

これは比較のDigilux1の画像。意外と頑張ってる。

ついでに、自動開閉式のレンズキャップを。

デザイン的にはもちろん純正のキャップの方がいいのですが、便利なので………。
で、いそいそと散歩へ。先日のDigilux1と比較するためにできるだけ同じものを撮りつつ……。基本的にRawで撮ってLRで加工しています。
似た写真が多くなるので興味のある方だけ……。


LRでコントラスト強めに。



かたつむり発見!


ベンチマーク用建物2枚。

梅。






Atre近くの隙間。

新しい方のいせや。煙がいい感じ。

ここの豆乳ラテをよく買います。

LRで強めに。Foveonで撮ってSPPで固く現像した時と似ていますが、微妙に違う。


ヤツデ。目一杯コントラスト強く。

葉。こういう表現に向いている気がします。光や空気感を出すのが得意なカメラのようです。

カラス。手が届くくらいの距離まで近づいても逃げない。

毎度の噴水。



質感の表現が繊細というか上品。


ブルースカイコーヒーというカフェのドリンク。



羊歯。


てんとう虫。

人だかりができていたので何かと思ったら自販機の上に猫。

閉店前のいせや。

感想としては、同じAPS-CサイズのセンサーのNEX-5Nと比較してもかなり違う画作りのカメラです。本体そのものも、写し出される画像も、非常に高級感があります。画としては解像感がありつつ、淡い色や明暗の表現にすぐれていて、撮っていて面白かったのは植物と人の肌です。
明るい領域の階調表現にすぐれているという点ではSIGMAのFoveonセンサーのカメラに近いですが、Foveonが何というかみっしりと情報を乗せてくるのに対して、x1は淡い色を誇張せず淡いままデリケートに表現するので、作例にはないですが、人物を撮った時に大きく違いを感じました。
FoveonセンサーのSD1だと省略して欲しいディテールもぎちっと写し込んでくる感じですが、x1は情報量は同じくらいあるのですがもっと滑らかで肌の階調が綺麗に写ります。空や雲はSD1の方がメリハリのきいた画になりやすいです。
1年前は、センサーの違いとか、ライカ的な画作りなどと言っても全くピンと来なかっただろうなあと考えると、恐ろしい勢いで沼に落ちてますね。恐ろしい……。
リューシカ・リューシカ連載中です。6月15日に星界社から『フェノメノ』発売予定です。イラストを担当しました。
- 関連記事
-
- Leica x1を持ってうろつき回る (2012/05/29)
- やーうっかりLeica沼に滑り落ちましたよ(中古のx1買った) (2012/05/27)
- 古いLeicaのデジカメを譲っていただきました (2012/05/26)
スポンサーサイト
tag : カメラ