iPhone6 plusを買ったので初代iPhoneと並べてみる
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もう各所で散々レビューされていますが、iPhone6 plusを買いました。Apple storeでSIMロックフリー版を予約して、普通に19日に受け取りました。

ブログのタイトルは初代iPhoneと並べてみる、ですが、まずは今使っているiPhone5sと比較。5sはバッテリケースをつけていて一回りでかいですが、それでもiPhone6 plusの方がはるかにでかいです。iPadに近い感じ。

でかいけど薄い。まあバッテリケースつきの5sと比較してもしょうがないですが。
大きくて持ちづらいのでは、と心配していましたが、薄さのせいか、丸みのある側面のせいか、持ちづらくはなかったです。でも『落としそう』という心配が一瞬頭をよぎりはします。
で、5sにつけていたBunker ringをつけてしまいました。

これで落下の心配は軽減されました。でもデザイン的には完全にアウトです(笑)。Appleに心酔している人がみたら軽蔑されてしまいそうですが、正直僕にとって今のiPhoneはみんなが持っている当たり前の実用品で、かっこいいとか斬新とかより堅実で実用性が高い事の方が大事です。趣味で持つファッションアイテムではなく、本当に肌身離さず持つ必需品だからです。
……などと書くと、もうAppleのファンではなくなったのか、と思われてしまいそうですが、僕は昔のAppleより今の方が好きです。昔の方が熱狂的に応援していたけど、それは少数派だったからです。今はAppleがピラミッドの頂点にいて、Appleが多数派になってしまったので、大声でアップル大好き!とか叫ぶ必要がなくなってしまったのです。というか、今iPhoneを『みんなは知らないと思うけどこれはすごいんだよね』的な角度から語っている人がいたらヤバいですよ(笑)。全員知ってるっつーの。7年前、初代iPhoneの発売日には想像もしなかった世界です。
てなわけで、やっとタイトルにも書いた初代との比較。

サイズの違いもすごいけど、液晶の品質も大きく向上しているのが分かりますね。昔はちょっと角度が変わると色の変わり方がすごかった。
でも、改めて初代iPhoneを触ってみると、
発表の時にも思った事ですが、iPhone6 plusをしばらく使ってみて、Appleという会社も年をとってゆくのだな、と思いました。老いている、というのではなく、成熟してしっかりした会社になったんだなあと思いました。
僕が若造だった頃、Appleも若々しい会社で斬新でハッタリの効いた製品を作っていて、僕が結婚して子供も生まれて白髪も増え始めておっさんになった今は、Appleもハッタリはないけど堅実で隙のない万人にすんなりと受け入れられるようなものづくりをする会社になっていて、何だかAppleが自分と一緒に年をとってくれているような気がして嬉しいです。変な感想ですが。
Appleは、昔は世界の変化に最初に気づくような新しいもの好きに熱狂的に受け入れられるような尖った製品を作って、てっぺんから世界を引っ張りあげるようにして変えようとしていたけど、今は、iPhone6のようには4日で1000万台というような規模で売れる製品を作って、アーリーアダプターではない大多数の普通の人達を、大きな手のひらで下からすくい上げるようにして世界を変えてゆく企業になったという気がします。新しいもの好きには刺激が少なくなったと感じるかもしれませんが、視点を変えると、今のAppleは昔より大きな力で、ギークだけではなく世界中の人々の生活を変えようとしているのだな、と感じます。
昔ほど熱狂的ではなく、と書きましたが、まあこうやってだらだら長文を書いてしまう程度には、今もAppleが好きです。Apple watchも楽しみです。
リューシカ・リューシカ連載中です。
ニュージーランドで開催されるOVERLOAD2014にゲストとして参加します。絵の展示会があります。
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