楽しい不満
ツイートDP2sは手ブレ補正もなく、暗所に非常に弱いカメラです。あまり画を加工しないためか、ISOをあげるとたちまちざらっとしたノイズがのってしまいます。
●ISO50 15秒

●ISO100 10秒

●ISO200 5秒

●ISO400 2.5秒

●ISO800 1.3秒

●ISO1600 0.6秒

●ISO3200 0.3秒

まあ、ISO800まではギリギリ使えなくもないですが、密度感のある色彩表現が命のカメラなので、できたらISO50~100で使いたいものです。
暗い所ではNEXにすればいいのですが、常時2台持ちもなんだし、雲がきれいに撮れるので夕陽が綺麗だったりするとDP2sで撮りたくなるんですよね。しかし、こういうスナップ向きのカメラで三脚を持ち歩くのは大仰すぎる。
そんなわけで、夕方に、自転車のハンドルにマウンタをつけて、そこにカメラを固定して撮ってきました。




薄暗い中で撮ったとは思えない色のり。まあ、街灯の近くですが。




シャッタースピードが遅いので自転車が。

DP2sを使って強く思ったのは、不満とか不足が実は大事なんだなという事です。十分な性能を持った道具より、優れているけど欠けている部分もある道具の方が、性能を引き出すために工夫を必要とし、結果として使い手の創造性をよりよく引き出してくれる気がします。これはAppleの製品にも同じ事が言えます。
欠点があればいいと言う事ではなく、欠けた部分を補うために工夫を凝らそうとした時、それが十全にできるだけの高い基本性能は必要なわけで、優れた製品、愛着のわく製品をつくるというのは難しいものです。
ついでに、暗い中ペットたちの寝顔を。
DP2sのX3Fというファイル形式は対応アプリが少なくて、今まで現像にはSPP5(Sigma Photo Pro5.0)を使っていたのですが、PhotoShopCS4で開けることに気づきました。そしてPhotoShopのコンバータが非常に優秀で、foveon独特の青みを適度に取ってくれることを発見。まあ、取れちゃうとちょっと味気なかったりもしますが。

あ、起こしちゃった。

普通に見えますが、結構暗いです。

ねむそう。

ま、そんな感じです。
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foveonは空の表現力が高い(気がする)
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過去のエントリでも書きましたが、全体に青みがかる(青というか緑というか……)傾向があって原因を絞り込めず現像で四苦八苦しています。
今のところ見つけた要因として、foveon事態にそういう傾向がある、個体の問題、自動開閉するレンズフードのフタのせいで若干四辺にケラレが出ていて、その影に青みがある、sRGBよりAdobeRGBの方が青が強い(これはモニタの問題か)、SPP5の自動カラー調整が青を強調する、など、色々な要因があるのですが、どれも青を強める傾向があって、結果的に青みの強い写真になる事が多いです。うまい解決法を模索中。

なんとなく空。雲が青みがかったので、SPP5で雲をグレーに


ちょっと不思議な感じの赤い雲。ズームが欲しい

少し色が強すぎるけど、湿った空気の感じがこの場にいた時の印象に近い

青みをとったら今度は赤が強くなりすぎた。ちょっとくたびれているんだけど、ペンキ塗りたてみたい


風が吹いて大きくぶれたので、現像でわざと変な色に


暗くなって何を撮ってもぶれたり潰れたりしてしまうので、灯りの近くのひまわりを撮ったら、ちょっと面白い感じに


殆ど真っ暗だった。電柱にカメラを押し付けてぶれないようにしながら撮影
illus-TというサイトでTシャツ販売中です。
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illus-TというサイトでTシャツの販売を始めました
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※画像をクリックするとillus-Tのサイトに飛びます
illus-Tさんというところで、オリジナルデザインのTシャツを販売する事になりました。第一段はHeadphon Girlという図柄です。夏なのに厚着しているキャラクターですみません(笑)。図柄が2種類、色が3種類、組み合わせは固定なので商品としては3種類になります。

ぽつぽつ増やしてゆく予定です。よろしくお願いします。
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DP2s、Rawファイルの現像の練習
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何か落ちていた帽子
とりあえず散歩しつつ適当に撮ってきました。Rawはjpegなどと違い、ファイルサイズが大きくなってもいいから撮った情報は全部入れる、というようなファイル形式です(大ざっぱですが)。で、それを後から、撮った状態をキープしつつ明るくしたり色味を変えたりできるわけです。その作業を現像と言う(らしい)です。
とりあえず、DP2sに付属のSigma Photo pro5.0(SPP5)を使ってみました。カラースペースをAdobeRGBにすると、どうも全体に青みがかってしまうので、それを修正しつつ記憶色に近づけたり、逆に劇的になるように遊んでみたり色々と調整。
AdobeRGBのRawファイルを開くと青みがかるというのは、AdobeRGBで記録された写真をAdobeRGBの広い色域をカバーしていないモニタで開いたために起きている現象なのかと思っていたのですが、単純にそういう事でもないみたいです。単純にカラースペース、カラープロファイルと言っても、カメラ、Rawファイル、モニタ、画像を表示するアプリなど、全ての環境が同じカラープロファイルでデータを処理して初めて色が揃うので、モニタに表示された色が変、と言っても問題がどこにあるのかを把握するのは、慣れないと難しいです。正直僕はきちんと理解できていないです。
カメラでカラースペースを指定しても、Exifにその旨書き込まれるだけで、カラープロファイルは埋め込まれていない場合もあったり、flickrにアップした写真のExifデータが投稿者以外には見えない場合があったり(設定できます)、とにかく撮ったとおりの色をモニタで再現するのは非常に難しいです。


撮ったままと現像したものとの比較。
撮ったまま

現像

撮ったまま

現像

撮ったまま

現像

撮ったまま

現像

撮ったまま

現像

撮ったまま

現像(ちょっと遊んでみた)

こんな感じです。
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DP2sを買って色々分かった事。sRGBとAdobeRGB、Exif、flickr、Eye-fi………
ツイート調べたらExifに関しては、投稿者以外には見えない設定にしてしまっていたので修正しました。しかしまだ色が違います。
どうもEye-fiの仕様で、Eye-fiで転送された写真にはExifにはカラースペースの記述はあるものの、カラープロファイルは埋め込まれていないようです。
これはEye-Fiが悪いわけではなく、通常デジカメで撮られた写真にはカラースペースの指定はあってもカラープロファイルは埋め込まれていないものらしく、iPhotoなどの管理ソフトがExifを元にプロファイルを埋め込むらしいです。なのでEye-fiで直接アップロードされた写真にはExifにカラースペースの指定はあってもカラープロファイルは埋め込まれておらず、プロファイルのない写真はだいたいsRGBで表示される(ちがう?)ので、色がずれる、という事のようです(間違っていたらすみません)。
Exifを見ると、『Color space』という項目がふたつあって、片方が未調整になっていたりして、調べれば調べるほどこんがらがってきます。
Eye-fiを使わない、というのはありえないので、対策を考えなければなりません。
jpeg-sRGB(色はオリジナルに近いが色域が狭い)

jpeg-AdobeRGB(色域は広いが、プロファイルが抜けているせいで色がずれる………かと思いきや、プロファイルは埋め込まれている?色がずれるのは、これがAdobeRGBの色だと言う事か?)

Raw-sRGB(SPP5が色を調整してしまうので、撮ったままの色とは違う。Exifは2項目ともsRGB)

Raw-AdobeRGB(SPP5が色を調整してしまうので、撮ったままの色とは違う。Exifは片方未調整)

Rawの2枚はSPP5でjpegに変換しています。同じようにEye-fiは使わずブラウザからアップしたのですが、AdibeRGBは片方Exif情報が欠けていたり、どうも仕様が分かりません。
とりあえずカラースペースはAdobeRGB、ファイルはRawで保存して、現像で色調整しよう、といったあたりに落ち着きました。
Webにあげる物は、その時にsRGBで保存するとか。でもちょっと面倒だなあ………。うまく自動化できるといいのですが。
まあとにかく、DP2sを買って色々勉強になりました。
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DP2s、jpegとRawの差……を調べていたらsRGBとAdobeRGBに気づいた話
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あ、これは車が走り込んで来ちゃって光の状態が変わりすぎですね(笑)。


ISOの設定がAUTOではなく50固定になっていて、どっちも手ブレしてしまってますね。DP2sはちょっと暗いとかなりぶれます。

これはjpegでISOを50ではなく100で撮ったもの。はっきりノイズが乗り出すのはISO400くらいからかな?


猫ワイン。DP2sまだ買ったばかりで、マクロで寄れる距離が分かっていないのでピントが合っていないですね。もうちょっと引かないとダメなのか………。


これはk-xにTAMRON 18-250mmをつけて撮ったもの。



ちょっとモチーフがよくなくて、違いが分かりづらいですね。Sigma Photo Proというアプリは、よくできているのですが、どうも自動で色調整をしてしまって、それが変なずれ方をする(青っぽくなる事が多い)ので、慣れないとRawの良さが出ませんね。勉強しなきゃな、と思うと同時に、コンデジのオートモードがいかによくできているのか、改めて考えさせられました。
逆に、jpegで記憶色に近い画が撮れないか試してみました。
ニュートラル

スタンダード

スタンダード、彩度+2

スタンダード、彩度+4

もう少しRawの現像を練習してみますが、手軽にスナップ撮りしたい時はjpegモードのfine、ピクチャーセッティング、スタンダードの彩度+4くらいで撮るのが、比較的記憶色に近くていいかもしれません(被写体によりますが)。まあ、手軽に撮りたいならDPシリーズなんて買うな、と言われそうですが(笑)。
………と、ここまで書いて、カラースペースがsRGBかAdobeRGBかによって、見た目の色が大きく変わる事に気づきました。うちの30インチCinemaHD DisplayがAdobeRGBをどのくらいカバーしているのか、調べても分からなかったのですが、まあかなり褪せて見えるのでAdobeRGBよりsRGBの方がいい気がしました。もっと高級なモニタならAdobeRGBで撮った方が情報量は多いのでしょうが、そんな環境を持っている人は少ないでしょうし………。
とりあえずサンプル。
jpegで撮影。sRGB

こちらがAdobeRGB

AdobeRGBだと黄色が少し青っぽくくすみますね。
今まで『色範囲が広いから』という理由で安易にAdobeRGBを選んでいた事が多かった気がします。再現できるハードがなければ意味がないですよね。
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ついうっかりDP2sを買ってしまうなど
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SIGMAのカメラは、Foveonというちょっと変わったセンサーを搭載しています。通常のCCDが一層でR、G、Bの3色を取り込むのと違い、3層のセンサーでR、G、Bを個別に(実際はもうちょっと複雑ですが)取り込むので情報量が多いのが特徴です。長所がある反面、弱点も多く、一口に画質がいい、とも言い切れないのですが、はまった時には非常によい写真が撮れます(らしいです)
foveonセンサーは、その特性上、Rawで撮影しないと性能を発揮できないらしいのですが、とりあえずjpegで撮ってみました。DP2sのRawデータは.X3Fという変わったフォーマットになっていて、Macだとちょっと扱いが面倒です。付属の現像アプリがなかなかよくできているのでそれを使えばいいのですが。
※Macでは、X3F Utilitiesというプラグインを使う事で.X3FファイルをFinderでプレビューできるようになります。
自転車のハンドルに固定した、HX5Vの写真を比較対象として並べてみます。ハンドルに固定してしまったので同じアングルにならなかったですが、まあ参考までに。
DP2s



HX5V

DP2s

HX5V

DP2s(jpegだとちょっと色が褪せた感じになるのかも)

HX5V(色、盛りすぎだろ)

DP2s

HX5V

DP2s

HX5V

DP2s



HX5V

DP2s

HX5V

DP2s(jpegで撮る時は彩度をちょっと上げる設定にした方がいいかもしれない。記憶色に近いけど、少し地味)

HX5V(これはちょっと鮮やかすぎ、かなあ……)

DP2s(ディテールがしっかりしていていい)






HX5V

DP2s







HX5V(これはHX5Vの方が記憶に近い印象)

Rawのテストはまた後日。
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月が出た出た
ツイートiPhoneアプリが突然安く!
ツイート為替レートに合わせて、という事らしいですが、こんなの事前通達もなく突然やられたら困る人も多いと思います。Apple何考えてんだろう………。
まあ作り手は困ってますが、買う方としては安いのはいい事ですし、せっかくなので便乗して宣伝です。iPhone/iPad両対応です(アイコンをクリックするとiTunesが起動します)。
●easy drawings

●Pen drawings

●color-mono

●fpo

これは、僕が過去に出した同人誌のアプリ版になります。
下の3つ、Pen drawings、color-mono、fpoは、sAB viewerというプログラムを使って僕自身がアプリ化したものです。sAB viewerはカワサクタカシさんと共著の『サルにもできるiPhone同人誌の創り方』に収録されています(ついでにcolor-mono電子書籍版もサンプルで入っています)なんだか宣伝ばかりで恐縮ですが、電子書籍を自分でつくってみたいという方はぜひ。
これは僕のTwitterアイコンにもなっている@Yukaly作の『コンドリとヒヨシ』です。よろしければぜひ。

水出しコーヒーが自分の中で大流行中
ツイートで、去年買ってあまり使っていなかったハリオの水出し珈琲ポットでアイスコーヒーをつくってみました。

去年試した時は、豆が合わなかったのかいれ方がヘタだったのか、もっさりと苦く、見た目もすこし濁っていてあまり美味しいとも思えず、それ以来埃をかぶりっぱなしでした。
で、今回は世田ヶ谷珈琲というところのアイス用ではない普通の豆が(貰い物で)あったので、ためしにそれでつくってみました。
わりと美味しくできました。で、先日おすすめしたサーモスのマグボトルに詰めて仕事場でちびちび飲んでいます。
僕が使っているのは600ml版。1000ml版もあるみたいです。ちょっと多いかもしれませんが、780円!と価格的にはかなりお得です。
あと、先日も書きましたが、サーモスのタンブラー、すげーおすすめです。外に水滴もつかないし、飲み物はかなり長時間冷たさがキープされるし、ビールや酎ハイを注ぐと、飲んだ時いつもより一段冷えているように感じます。入れた氷がずっと溶けずにいます。