iPadがやってきた!
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4/9日、待ちに待ったiPadがやってきました。税関で止められたり、色々とやきもきしたのですが、なんとか無事到着。
32Gと64Gを一台ずつ。3G版は買うか思案中。GPS機能が重要なので、買ってしまうかもしれませんが……。


で、開封。包装は極めてシンプル。パソコンと違って、ディスクもないし、マニュアルも本当に申し訳程度の薄い冊子だけ。ネットに、2歳くらいの子供に何も教えずホイとiPadを渡したら1分とたたないうちに、タッチパネルにどう触れると画面がどう動くのかという基本ルールを覚えて操作できるようになる動画がいくつもあがっていますが、本当に憶えることはほとんどありません。

iPhoneやiPadを触って、コンピュータは、本来これくらいシンプルに設計されるべきだった、と強く思いました。車輪が生まれて移動が滑らかになったように、iPhoneやiPadのタッチパネルとUIは、コンピューティングを滑らかにしました。数年もたたないうちに、コンピューティングのメインはデスクトップやノートPCからiPadの進化形に移っているかもしれません。というような夢を見てしまうくらいの使いやすさ、自然さです。

iPadはまだ、テレビとか冷蔵庫とか携帯のような、誰もが持つべき製品ではありません。でも、何かを表現することに興味のある人は、できるだけ早く一度手にとってみた方がいいように思います。
音楽、小説、漫画、ゲーム、写真、映画、そういった視聴覚メディアのほとんど全てがこの薄い一枚の板の上で楽しむ事ができます。同時に、iPadは文章を書く、音楽を演奏する、絵を描くといった、創作のツールでもあります(カメラはiPhoneにしかありませんが、iPadにもいずれつくでしょう)。
さらに、iPadはコンテンツを売る場所、買う場所でもあります。
もちろん、本格的に作品を作るには、もっと高機能のマシンや広い場所が必要だったりしますが、情報の受信、発信、流通がひとつの端末の上で輪をえがき完結する事で、なにか面白いものが生まれるのではないかという可能性を感じました。

これはiPhoneに初めて触れた時にも感じた事ですが、iPadの画面の広さによって、それがさらに明確になったという印象です。今でも、iPhoneでustream中継をしてiPhoneでそれを観る。iPhoneからTwitterでつぶやき、それをiPhoneで見る、といった事は当たり前に行われていますが、iPadなら、例えばiPadでらくがきして描き順まですべてiPadで記録、それが別な人のiPad上に再生されるとか、音楽を遠隔地の人達と演奏するとか、そういう遊びもかなりやりやすくなります。
もっと明快なアイデアが、今はまだ浮かばないですが、iPadは、単に大きなiPhoneでもなければキーボードのないネットブックでも、カラーになったKindleでもなく、極論ですがコンピュータですらない新しい何かになる可能性があります。
創り、伝え、楽しむ、それがひとつになる新しい何かです。





(追記)iPad版の同人誌、無事リリースされました(iTunesが開きます)。『easy drawings』というタイトルで、2007年につくった同人誌の再編集版です。よろしくです。
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テーマ : ipad(アイパッド)日本上陸最新情報
ジャンル : コンピュータ
tag : iPad